枕木の記録

枕木るいの写真

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20/12/30

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今年は異様な年だったのは間違いないが、同時に紅葉の素晴らしい年でもあった。ウイルスも植物も、それぞれに動いているなと思った令和2年。 K.

20/12/17

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寂しいという気持ちを忘れたくはない。悲しいという気持ちを捨てたくはない。向き合った先が、たった一人であっても。 K.

20/12/05

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日クラウドファンディングで購入したペラペラカメラの「Paper Shoot」が届きました。小さいしすぐ撮れて写真もエモいです。とても良いぞ…っ。 K.

20/11/20

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秋を繫ぎ、冬を編む。 K.

20/11/08

K

僕らはみんな生きていた。生命は砂の粒になって海を渡って、風に乗って弾けて消えた。彼女の指先だけが、まだ優しく空を撫でていた。 K.

20/10/31

K

古都で古書。どれでも3冊500円とか、ダンテの『神曲』が方々にあったのが印象深し。 K.

20/10/19

K

生きる歓び、生きる悲しみ。ともすればふと零れ落ちそうな、背筋を支える気力。世界は、作り物ではないはずなのに。 K.

20/10/18

K

身辺ごたごたでこっちを放置していたらこんなことに。サボるのは簡単ですね。というわけでまたちまちま頑張っていこうと思います。 K.

20/07/18

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雨上がりの喝采(クモのための)。 K.

20/07/05

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半分は君の僕。君もまた、半分の僕。悲しみは雲に消え、嬉しさは風に散り。 K.

20/06/19

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流れて抜けた、大きな川と、その先の海。雨の後は感情がしとどに纏わりつくこともあれば、返って清々しいこともある。それは呼び声、やがて忌避の味。 K.

20/06/11

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名も知らぬ道。機嫌の良いスズメと、梅雨の雨。ヒトの足は濡れて、心も濡れる。もちろん、スズメは今もそ知らぬステップのまま。 K.

20/05/30

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もちろん、死ねないから生きている、なんて思いたくはない。だけど、思いたくはない、とただそれだけのこと。 K.

20/05/14

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何かを得るためには、何かを捨ててきた。嘆くより笑うより、ただ超然と地球を歩く。今までもそうだし、これからも。 K.

20/04/19

K

日常はいつだって困難に満ちていた。それでも春には笑っている虚しさを、僕はふと思い出す。繰り返しただけで、何もかも。 K.

20/04/04

K

このままずっとカモたちを見ていたい日。カモは一体何を知っているだろう。 K.

20/04/02

K

明日を呼ぶ声と架空の羽ばたき。寒さに震えて春を待つ。鳥は飛んだ、彼は満ちた。 K.

20/03/27

K

日々は春の中。気が滅入っても、腹が減っても。それから雨が降って、涙が枯れ果てても。 K.

20/03/12

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入れ替わる細胞の嘆き。隣人の洗濯機の呻き。運の悪い朝と、逃げ続ける金魚。 K.

20/03/09

K

「私はあと二年後、海風になるの。」薄いコーヒーが白いシャツを辿って落ちた。風が吹いていた。海の見えないこの街で。 K.

20/02/23

K

言葉が残っていく歓び、言葉が残ってしまう恐怖。文字にするな、と怒った誰かを、うす笑いで眺めながら。 K.

20/02/15

K

昨晩はチョコが捨てられていると思った。バレンタインの残夢、翌日。 K.

20/02/05

K

最悪と最悪の間、君と災厄の隙間と、幸福と弧を吹く鳥の虚像。明日は見えた、僕は消えた。 K.

20/01/20

K

あの日嫌だったこと、あるいは深く反省すべきこと。嬉しいことは曖昧なのに、そういう記憶ははっきりと蘇り、過去が鮮明に攻め寄せ、自分が今何処の地点を生きているのか分からなくなる。溺没間際ふと気が付いて、足の爪が伸びていることだけが真理。 K.

20/01/11

K

僕の終わりと君の誕生が重なる時、世界は一度死に、その三秒後に再び始まった。その夜、空は何も言わなかった。鳥だけが微かに詩っていた。 K.

20/01/03

K

世界のために目を覚ます。プロメテウスは未来に納得しただろうか。それでも暦は止まらない、過去は死なない。 K.

19/12/31

K

今年もありがとうと、さようなら。明日からは、見たことのない、見たことのある毎日を。 K.

19/12/25

K

オーバーザレインボー。そして世界は私の嫌いな方向へひた走る。 K.

19/12/09

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たとえ手の中が空っぽでも、惨めに泣くのは美しくないから、最近覚えた昔の歌で、いつものようにただ帰る道を。 K.

19/11/24

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紅葉の中を滑ってるカモ。 K.