Y
勇ましさとは、姿ではなく人生に現れるらしい。動物で言うならば、それは種の歴史。ひとは果たして勇ましい歴史を。 Y.
自然は偉大だ。自然は厳かだ。自然は恐ろしい。自然は艶めかしい。言葉にすればするほど、薄れていく気がする。 Y.
ただ椅子があるという、存在の確かさ。その存在をどう感じるか。 Y.
でもスムーズに進むよう仕向ける世の中に逆流しようとする。何でも反対したいわけじゃない。世の中に従うことを疑っているだけ。 Y.
街はどれほどの痛みを受ければ、我々に反抗してくるのだろうか。 Y.
一瞬の輝きを置いて、その道を現す。 Y.
不意をついた顔。 Y.
何でも白黒はっきりつけられたらどんなに良いか。 Y.
隠れ家のような場所って、もしかしたら本能的にヒトが好きな場所なのかも。 Y.
当たり前のことを、当たり前と思わないように。眺めるように生きるのではなく、撫でるように生きれるように。 Y.
誰かと向き合うことを怖れる。それは自分の過去と向き合うことにも怖れている。 Y.
祈る姿は、美しい。外の世界から逸脱し、自分と話しているからかも。Y.
雨。熱した心を冷ましてくれる。呼吸を沈め、単調な音に意識を向かせる。 Y.
空が綺麗なのは、地上が廃れているからか。それとも私たちの心が? Y.
無機質な一本道にも、点々と光は落ちていて。 Y.
赤は怒れる男たちの血の色か、赤は新しい夜明けの希望の色か。 Y.
孤独とは何だろう。誰も自分の声を聞いてくれない時か、あるいは自分にとっての美を誰にも共感してもらえない時。 Y.
残されていくもの、淘汰されていくもの。その選択権は、いつも見えないところにあって。 Y.
天変地異、日々のやるべきこと、感情の波、あらゆるものがごたまぜになって身体の中が痛む中、久々に都会に行き、こんなにも人が生きている、と謎の衝撃に襲われ。 K.
入り口はどこかからの出口にもなり、迷い道にもなる。 Y.
意味のあるやりとり、意味のないざわめき。子供の素直さを笑う、大人の哀愁。 K.
メタリックな心を持てば、誰にも動ぜずに済んで、生きやすいのだろうけど、何も動ぜぬ心の哀しさも。 Y.
人は誰しも昔話になっていく。あの時の騒動も、あの時の猫も共に。 Y.
同じ景色を見ていても、記憶として残っているのは人それぞれ違ったりして。 Y.
Another world this is local in Korea. Y.
時間によって消された。これもあの時の誰かの嘘も。 Y.
圧倒的緑に目がくらむ。都市の中にある気持ち程度の緑など、足元にも及ばぬ。 Y.
私は自分の荷物しか背負ったことがないから、日の丸を背負っている人には称賛しか出来ない。いつかは彼らのように、自分の荷物を捨て他の何かを。 Y.
彼の愛は私だけにあらず。他人もしくは無機物へと向けられることに、嫉妬せずに尊敬を。彼に縛られぬ私の心は解放され、世界を遊ぶことに執着す。そういう人に私はなりたい。 Y.
いつから、駄々をこねて床で騒がなくなったのだろう。いつから、目上の人のために行動するようになったのだろう。そのいつかから、僕の心は圧迫されてきたのだろう。 Y.