Y
今年もよろしくお願いします
今年最後の一枚。来年もまたじりじりと写真に迫って行きたいと思いながら、どうぞよろしくどうぞ。 YとK.
冬に布団を干すのが好きだ。 布団が喜んでいる気がするし、何より私が夜気持ち良い。 太陽ありがとう。 そして適度な雲ありがとう。 Y.
ぐちゃぐちゃにして食べてしまいたい。 この嘘もあの本当も、明日も昨日も、彼女も彼も、コーヒーゼリーもアイスも。 全部一緒にして食べてしまいたい。 Y.
息苦しさを作っているのは、自分か他人か。 Y.
優しい嘘で、空を見上げる日。 Y.
台湾のコンビニでは、卵を作っている。 生まれたら何かとんでもない生物が、この国のどこかで育っているのかも。 Y.
なんでも禁止きんしキンシってウルサイ社会にドロップキックかましてやるからついて来な。 Y.
何十年と成長し続け、やっとこの大木になり、 毎年この季節に魅惑的な色へと染まると考えると、 私なんて、まだまだ苗木。 染まるのはまだ早い。 Y.
溜めようかこの悲しみも。 溜めようよこの喜びも。 気持ちが溢れそうになったら、それに見合う自分の表現で。 Y.
みんな平等が良いって言うけどさー、こっちは暖かいしこっちが何か寒いのはしょーがなくね? 俺ら風に乗ってきただけだし。 Y.
ススキがゆれるよ、ゆらゆらと。 あの子もゆれるよ、ふわふわと。 Y.
お前は何も考えない方が楽だと言うけれど、考えることすら出来ない石はただ雨風に打たれ、その身が砕かれるのを待つばかり。 Y.
秋が絨毯をひいた後に、掃除好きな冬が訪れる。 Y.
芸術家は孤独でなければならないと言うが、真に孤独な人などいるのだろうか。 街に出れば他人の群れ。 作品を出せば、言語を必要としない会話。 孤独と思いたい人だけが孤独。 Y.
丸く黒くてチャーミングな瞳で相手の目を奪っている隙に、自分の体で相手を縛り抱きしめて求愛行動を開始する直前(嘘)。 Y.
いつかのあの人は元気にやっているのだろうか。 会えはしないその人を、偶然町で見つけられたらと雑踏に耳をかたむける。 その人の足音を聞き逃さないように。 Y.
鉄の味だ。 こんなにも無機質な人間関係。 こんなにも冷えた塊に囲まれ。 自分の中に流れる液体すら鉄の味。 また今日も鉄の味が広がる。 Y.
疎遠になっていた友達の訃報。 帰り道に土砂降りの雨。 唯一のパソコンが停止。 自分が地球の中心ではないと悟る。 それでも誰かが明日を作っていて、僕らはそれにまたがって1日を生きるのだ。 Y.
二人の間を繋ぐものは 言葉だけではないことを 言葉で伝えるのは難しい。 Y.
目は口ほどにものを言うらしい。 他人の目を、どれほど私は聞けているのだろう。 Y.
見渡す限りのプラットホームと人。 Y.
黙るんだ ただ黙って それが美しさを纏うこともある。 Y.
記念すべき日には、花がよく似合う。 Y.
空は青いと言うけれど、 青の種類が膨大なことに 空を飛ぶ度に思う。 Y.
支えられて大きくなるということ。 大木には成りえないと分かっていても、 自分が大きくなることに、 他人は口を出さないでくれ。 Y.
極端に何かを欲すれば欲する程、 極端に別のものを拒絶する。 それをしなければお前は自分の意思がないと呼ばれ。 Y.
その後のかぼちゃ。 次は赤と緑に染まるのか。 Y.
風と木々と落ち葉の 自然な流れで生まれる統一の道は美しい。 だけど、 社会人の社会的常識とか言われているスーツなんて。 カップルが前日から打ち合わせているペアルックなんて。 Y.
いつも同じ毎日でつまらないかい? そんな毎日を変えたいのかい? じゃあまず、もっと自分の周りを見ることを始めたら良いよ。 同じ一日がないってことを分からないと。 Y.